今日、鍼灸治療には沢山の効用が
先進諸国によって認められています

なかでも回復力や再生力を引き出し
心身の活気とパフォーマンスを
向上させる効果にも優れています

施術を継続されている方の多くが

・以前よりも疲労の回復が早くなった
・気持ちの切り替えが楽にできる
・ストレスを感じることが少なくなった

といった実感が伴っているそうです

この東洋医学をベースとした
鍼灸治療ではとりわけて重視を
しているのが『気』であります

この気といものについては
『易』を中心とする東洋思想が
その背景としてあります

私たちを取り囲む、自然界、宇宙などの
現象や変化のすべてが
『気の生成発展』によるものと
長きにわたって認識されてきました

人の生命活動も、気の運動と変化を
基本として東洋医学は発展しました

この気について中国の医学書には
「気が聚(あつま)れば則ち形成り、
気が散ずれば則ち形亡ぶ」
と言われ、物質とエネルギーの双方に
影響を及ぼせる性質があります

気そのものを実体として捉えることは、
極めて難しいものの、東洋医学では
これを「舌診」「脈診」「腹診」などを
通じて、気の過不足や偏りといった
状態を観察、診察することができます

これらの診察法のほかにも
手足の関節や背中などに存在する
重要な「ツボ」の反応からも
身体の気の状態の観察が可能です

こうした情報をもとに、病気の症状や
原因となっている身体のアンバランスを
鍼や灸によって、気の集まるツボに
順次、刺激することで気を整え
身体という場を整えていきます

治療の道具としての鍼は
多くの場合は金属製であることが
ほとんどですが金属は物質として
安定的であり、その加工も容易で
あることが自然界において
気の性質と類似性があるために
人の気の調整にも秀でていると
考えられてきたのかもしれません

諸外国に比べて、我々日本人は
とても勤勉であることが評価されるも
休息をとることがあまり得意ではなく
『気』の不足が常態化しています

ここでは働き盛りの世代であれ
慢性的に気が不足してしまうことで
仕事への意欲も低下してしまいます

鍼灸による「気の調整」の活用は
心身の良質なリセットにもなります

日々の活動の一貫に、休息や気分転換
といったリフレッシュできる時間に
鍼灸治療を組み込むことは有効です

周囲や家族に迷惑をかけまいと
一人で抱え込んで頑張るだけでは
いずれ無理を来してしまいますので
鍼灸の活用を積極的に受けることは
結果、周りへの配慮へとつながります

働き方の改善にも、よろしければ
気を整えるための鍼灸のメンテを
見直してみてはどうでしょうか!!

濤鹿堂

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