症状は良くなりますか?また、1回の施行で治りますか?

鍼灸は、病気そのものを治すわけではなく、ひとが本来もつ防御力や免疫力を高めます。
ハリでからだに感じない程度の微細なキズをつけると、その傷を自分で治そうとする自己治癒力が高まります。
からだの自分を守ろうとする力をゆっくり高めていき、徐々にからだの根本を変えていきます。
どのような症状も基本的には、継続して通っていただくことで効果を感じていただけます。
まずは、3ヶ月を目安に通院して、からだの症状が軽くなるのをご実感ください。

料金はいくらですか?また、保険は使えますか?

料金は料金ページをご確認ください。
当院は、保険は対応しておりません。
保険は医師の同意書が必要であり、さらに傷病対象や治療時間などさまざまな制約がでてきます。
当院では保険の範囲内での施行ではなく、一人ひとりのお悩みに合わせて十分な施行をおこなうことを優先しております。
保険は対応しておりませんが、国家資格をもつ鍼灸師が対応しますので安心してご来院ください。

Q.ハリってちょっと恐いイメージがあるのですが、本当に痛くないのでしょうか?

ハリと聞くと、注射器の針や裁縫用のぬい針を想像されてしまうのは無理もありません。 はり治療で使用する針は0.20~0.16mmの髪の毛ほどの太さで柔らかくしなりもあるので、痛みを感じるようなことはほとんどありません。 また当院では、「てい鍼」や「かすみ鍼」といった刺さない鍼を用いての「接触鍼法」という特殊な技術を駆使した施術も行なっています。 そのためほとんどの患者さんから心地よく、安心して治療を受けられるという感想をいただいております。

Q.治療回数と通うペースを教えてください

治療回数は最低でも「3~5回」、また治療のペースは最初の1ヶ月は週に2回ほどをおすすめしております。 病気の経過や期間によっては長くかかる場合も多いです。痛みや症状がある箇所だけの治療では十分とは言えません。

症状や痛みの緩和と軽減のためには、症状を起こす原因となる身体の内側の幹と根の状態を改善させることが不可欠です。 原因を無視しての治療では、結果的に痛みやつらさを繰り返してしまいます。 身体そのもののケアによって、ツライ痛みや症状を根本から解放させることこそが伝統鍼灸の「目標」であり「特徴」でもあります。

Q.肩こりや腰痛に効果があるのは分かるのですが、うつ病や不眠、自律神経症にも効果があるんですか?

伝統鍼灸の基本的な考え方は、症状から考えて病気を治療の対象とする現代医学とは異なり、症状を生じている 身体そのものの状態やバランスに病気の原因があると考えます。治療対象が人間のからだそのものであることから、 肩こりや腰痛はもとよりうつ病や不眠などに限らず様々な病気に 対する適応がはり治療では可能です。

Q.予約は必要でしょうか?

当院では、できるだけお待たせさせることのないよう予約優先で治療をさせていただいております。 また出張や研修などで不在のこともありますので、あらかじめお電話にてご確認の上でご来院下さい。

Q.出張での治療はやっていますか?

「出張」による治療、ならびに治療院までの「送迎」は、実施はしておりません。

Q.他の治療と併用しても大丈夫ですか?

当院の施術は、からだに負担が少なくひとに優しい治療法を実施させていただいておりますので、 他の治療との併用も問題はございません。鍼灸治療は抗がん剤による副作用の軽減にも有効である ことをはじめ、この他にも現代医学的な治療による様々な病気の副作用や苦しみを緩和することが可能です。

当院の治療システムでは平均して、一か月に5回から6回のペースで3か月を一応の目安として提案をさせて 頂いております。そして、およそ三か月を1クールにて以前と比較して、身体の状態や症状などの変化の様子 を確認した上で治療の継続もしくは終了の判断を提案いたしております。

身体の治癒能力の回復を常としているため、その場での即効性や短期間での症状の改善はあまり重視はしていません。 一時的に症状が軽減しても、身体の状態をきちんと治しきることが大切なので、その後も定期的な養生やメンテナンスとしての 継続の必要性も提案しています。

Q.鍼にはどんな種類があり、どう使い分けているのですか?




身体の部位やツボの反応、筋肉のこりの状態、体質などを考慮して、それぞれの鍼を使い分けています。 手前の一番目と二番目の鍼はツボを通じて、衣服やタオルの上からでも効果が出せるものです。

三番目と四番目のやや細めの鍼は、手足やお腹などのやや敏感な部位に用います。 五番目のとても細い鍼は、手首や足首、顔などの衣服から露出しているところなどに皮膚に軽く接触して気血の バランスを整える際に使用します。

一番奥にある鍼は、主に小児はりとしてお子さんの身体各部位の皮膚に軽くなでたり押圧するときに使われるものです。 当院での場合は、苦痛を与えるようなことはほとんどありませんので安心して治療を受けて頂けます。