施術中のお客さんとの会話で
「鍼には薬か何かを
塗っているんですか？」
と、尋ねられることがあります

 

注射とは違って、鍼は薬を注入して
治しているというわけではありません

 

体の表面に点在している経絡という
気血の巡っているルート上のツボの
持っている効果によるものです

 

薬物による治療にやや抵抗がある
という方からの支持が厚いのも
鍼灸の特徴なのではないでしょうか

 

そんな鍼灸の施術を受けた感想を
お客さんに伺ってみても
言語化はなかなかできないと
よく言われたりまします

 

これまでにない感覚だから
なんて言ったらいいのか、
ということらしいのです

 

少し笑ってしまった感想は
「うーん、ズーンとしてスッキリする？」
さすがにこれでは伝わりにくい(笑)

 

ことばにして意識しづらいことが
意味するのは、無意識レベルでの
深い部分に施術が行き届いている
ということだとも解釈ができます

 

「とにかく一度受けてみなよ！！」
「受けてみればわかるから！！」

 

受けて下さった方からのこうした
声かけも、背景にはあるようでして…

 

親子で、ご夫婦で、ご家族に留まらず
一族全員にまでススメてくださる
そうしたケースもたまにあります

 

身体が整うことで、筋肉や内臓に
記憶された、これまでの様ざまな
ストレスがデトックスされたり
軽減していくことによって
気持ちも安定し、ストレスを
受けにくい本来の状態へと変化します

 

すると、仕事も人間関係も改善し
上手く回りだして豊かな生活へと
どんどん不思議と変わってきます

 

あなたのなかで、まだ眠っている
「生きる力」と「人間力」の要となる
身體感覚が調っていく効果が
鍼灸にはあるのかもしれません