施術を受けられるきっかけになるのは
頭痛、首や肩の痛み、腰痛といった
症状であることがほとんどのようです

頭痛、首や肩の痛みは、パソコンなどの
デスクワークやスマホの使い過ぎが
かなり大きく影響しています

体の状態としては、首や肩だけに留まらず
主に体幹の深層部の筋肉が緊張したままで
固まってしまっているケースが大半です

表層部の筋肉に比べて、深層部の筋肉は
一度硬くなってしまうと、完全に緩むまでに
変化させるには時間を長期的に要します

特に深層部の筋肉は、表層部の筋肉よりも
感覚が鈍いために自覚症状を感じる頃には
相当の負荷が蓄積してしまっています

また慢性的な腰痛を訴えるケースでは
体全体の疲労がかなり重なっていることが多く
腰だけでなく内蔵の疲れも相当あったりもします

回復するまでの期間は、多少の個人差はありますが
二十代よりも三十代、三十代よりも四十代
四十代よりも五十代と、年齢を重ねるごとに
治癒と修復に時間を要するようになります

硬くなった筋肉は、揉んだり、押したり
鍛えたり、伸ばしたり、温めたりすれば緩むのか
というと、そうも単純にはいかないところがあります

それぞれ人に性格があるように、筋肉にもまた
一人一人、違った性格や性質とうものが存在しています

その人の身体全体の様相や、筋肉の性質に
合ったやり方で調えていかないと
逆に強ばったり、負担が掛かってしまったりと
状態を硬化させてしまいかねません

あくまでも、体や筋肉の状態や言い分を
尊重しながら、薄皮を剥がすように
慎重に丁寧に手を掛けてあげることが肝心です

そんな悠長なと思われるかも知れませんが
我々の身体というものは、それだけ精密で
緻密な仕組みによって支えられているものだと
イメージされるとよいのではないでしょうか