先日、お客さんとお話をしていたところ
その方は、最近甘いものがやめられないとのこと。

 

「夕飯のあとに、どうしても甘いものが
どうしても食べたくなってしまう。」

 

「やめようと思ってはいても
なかなかやめられないんですよね。」

 

「今日も疲れているからいいか、と
甘やかしてしまうので、ちょっと体重が…」

 

東洋医学では、甘いものを摂りたくなるのは、
「脾」が弱っているサインを意味します。

 

「脾」とは、単純に「脾臓」だけを
を指すわけではありません。

 

「脾」は、消化、吸収、栄養の運搬などの
働きがありまし、精神面も関係してきます。

 

その「脾」が弱っている時の症状には、
次のようなものがあります。

 

 

・やる気がでない

 

・考えすぎてしまう

 

・憂鬱になる

 

・胃がもたれる

 

・フェイスラインがたるんでくる

 

など。

 

疲れた、ストレスが溜まる、という時に
甘いものが食べたくなるのは、身体がエネルギーを
欲しているからなのでしょう。

 

しかし、精製された砂糖を使った甘いものは
食べると血糖値が激しく上下します。

 

そうすると、下がったときにまた食べたくなる。

 

また血糖値が急上昇すると身体は
ますます疲れやすくなりだるくなったりします。

 

仕事が忙しくて疲れた!甘いもの!

 

と手が伸びてしまいがちですが、
実はこれが疲れやイライラを増やしてしまう
ということなのです。

 

甘いものを食べて幸せな気分になるのは
ほんの一瞬のことです。

 

そのあとに余計にだるくなってしまうことを
考えると、甘いものは食べるな
とは言いませんが、ほどほどが大事なのです。

 

週に一回など、自分なりのルールを決めましょう。

 

そうお客さんとお話をしていたら
「それができれば苦労しないのですが(笑)」
と苦笑いしていました。

 

「でもカラダと甘いものの関係が分かったので
  これまでよりも自分で調整できそうです」

 

とおっしゃっていました。

 

もし甘いものの誘惑に悩んでいるようなら
甘いものとの付き合い方を見直してみましょう。

濤鹿堂

ご予約はこちらから

受付時間

  • 9:00 - 19:00(要予約)