コンビニに行くと、温かいおでんに
つい惹かれてしまう季節です。
おでんを買う時に、必ず買ってしまう
具はあるでしょうか?
おでんの大根は鉄板!という方は
多いのではないでしょうか?
出汁のしみた、柔らかい、
そしてアツアツの大根は
本当に美味しいですよね!
さて、そんな大根について、
どのくらい知っていますか?
少し漢方の方面からお話したいと思います。
まず、大根は漢方の「五味」でいうと、
「辛」と「甘」になります。
「五味」とは、食材は5つの味に
分類されますよ、というもの。
五味は「酸」「苦」「甘」「辛」「鹹(かん)」
の5つの味で表されます。
それぞれの味に作用があるのですが、
今回は簡単に「辛」と「甘」についてです。
「辛」は辛い味で、発汗作用があり
風邪の初期などに発汗させることで
その治癒を助けます。
「甘」は甘い味で
筋肉や精神の緊張を緩めるなど
筋肉痛や喉の痛みにも有効です。
このように大根は、咳、喉の痛み、
痰などを鎮める働きがあるのです。
また、胃を丈夫にしてくれますし、
消化も助けて消化器系にも優しいです。
消化不良やお腹が張るなぁ、という時は
大根のおろし汁を、コップ1杯ほど
飲むといいとも言われています。
もし胃が冷えやすい、という方は
体を温める食材と一緒に食べましょう。
そして、大根は意外なことに
葉の方が根よりも栄養があるのです。
葉にはビタミンA、C、E、カルシウム、
鉄などが含まれています。
今は大根を買っても葉は落とされている
ことがほとんどですが、
もし葉もついているようでしたら
ぜひ食べてみてはいかがでしょうか。