この週末にかけて、急な痛みや不調で
施術に来られた方ばかりでした。

 

秋は五臓のなかの「肺」が主役の季節なので
感覚が鋭敏になり、痛みにも敏感となります。

 

体質的なものよりは、最近の生活習慣に
季節の要素が絡んだ症状が8割以上を
を占めているといったように思います。

 

そうした背景もあるせいか
最近、特に多いのは痛みや不調を
感じている部位が痛くて触れることも
できないといった、ケースです。

 

肩なら肩、腰なら腰に痛みが強すぎて
触れない場合に東洋医学であれば…。

 

そこにつながっている経絡の流れ
不調のある部位に連動する内蔵
その他の身体の生理機能などからの
アプローチ、対応ができます。

 

その時々の身体の全体の様相
バランスを鑑みながら
痛みがあるのとは別の場所、
頭であったり、お腹であったり
足首や手首であったり
そうした場所のツボに刺激をします。

 

気血のルートである経絡と
そのルート上に配置されるツボは
エネルギーと肉体との双方に
影響を及ぼすこともできます。

 

なので、それは不思議な力でも
特別な能力でもなく、治療家の訓練、
経験とによって施術が可能になります。

 

かつて恩師は、本当の主治医は
実はお客さん自身であって
治療家はその後押しをして
ただ治す力を手伝うだけなのだと
常より教え諭しておられました。

 

身体がいまは、こういう状態だから
これからはこうしたことに気をつけて
それでも足りないところは
治療で補っていきましょうというのが
自分の基本的なスタンスです。

 

すでに11月も目前に差し掛かり
本格的な冬の寒さを迎える前に
備えとしてのメンテナンスと養生を
少しづつ心がけていきましょう。

濤鹿堂

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