鍼灸の治療の目的や行うこと

そもそも鍼灸の治療とは
いったい何をするものか!?

そんな疑問を
感じていらっしゃる方も
多いのではないでしょうか。

鍼灸は、
ツボに鍼もしくは灸という
簡素なる道具を用いて
刺激をする行為です。

その主な目的は
「扶正去邪-ふせいきょじゃ-」
といいあらわされます。

身体の正しい機能を扶助して
病的な乱れの除去によって
全体の均整を調えることです。

身体の営みを支えている
気や血の過不足を調整し
内臓の働きを安定させて
自然治癒に導いていきます。

鍼灸のよくある誤解

よくイメージされるような
〇〇の症状には□□のツボが
効く・治る! といったものは
本来の鍼灸の意図ととは
かなり違っていたりします。

また東洋医学の考え方で
「異病同治-いびょう・どうち-」
「同病異治-どうびょう・いち-」
といったことばがあります。

異なった症状であっても
治療の方法が同じであったり。

これとは逆に症状は同じでも
治療のやり方が違っていたり。

ツボの組み合わせや配合の
バリエーションが豊富です。

これに、お一人おひとりの
持って生まれた体質(素因)も
加わることで鍼灸の治療は
さらに個別化が図られます。

少し理屈っぽいお話に
なってしまいましたが……。

端的にまとめるとすれば
身体を調えることを目標に
その結果として病気や症状が
軽減して、治っていく

これが
東洋医学の鍼灸療法なのです。

濤鹿堂

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