先日、以前に妊活で通われていた方が、大きなお腹を抱えて来院されました

肩こりがつらく、息苦しさも感じるとのこと

妊娠後期に入ると、赤ちゃんの成長に伴って身体のバランスが大きく変化し、こうした不調が現れやすくなります

東洋医学の視点では、赤ちゃんのいるお腹まわりに気血が集中することで、下半身に巡るはずの気血が上部で滞り、背中や肩に凝りが生じることがあります

肩そのものに原因があるわけではないため、今回は肩や首と連動する足の経絡にアプローチする施術を行いました

出産に向けての準備や用意で心身ともに忙しくなる時期でもあり、その疲れも重なっていたようです

さらに季節の変わり目でもあり、身体の冷えやむくみも見受けられました

特に足の冷えが強く、指先の関節が固まり、動きが鈍くなっている状態

足の指先から甲、足首にかけて、一つひとつの関節の動きを丁寧に確認しながら、角度や捻じれを調整していきます

全体の素地が整ってきたところで、鍼とお灸を手足の要穴に施しました

安産のお灸も行ったことで、股関節や膝の緊張がゆるみ、少しずつ骨格の位置も整ってきます

座った姿勢で確認すると、肩や首の緊張もほとんど改善されていました

最後に背中や肩甲骨まわりのわずかな緊張を調整し、施術を終えました

お帰りの際には顔色も明るくなり、足元もぽかぽかと温かく、肩や首も軽くなったご様子でした

こうして妊娠のご報告をいただけることは、毎回本当に嬉しく、心に響く瞬間です

元気なお子さんが無事に生まれてくれることを願いながら、そっとお見送りしました

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濤鹿堂

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